オフセット衝突試験は、運転席と助手席にダミーを搭載した試験車両を64km/hの速度で、運転席側の40%をコンクリート製のバリアに衝突させ、ダミーが受ける衝撃を測定する。この試験方法で、実際の事故で2台の自動車がともに50km/h前後で衝突した時の状況が再現できるという。
公開実験では『レガシィ』はキャビンを守るために衝撃を吸収したためと思われるが、屋根が折れ曲がり、車両変形が激しいオフセット衝突試験を実証した形だ。衝突後、運転席側のドアは片手では開かず、両手を使って思いっきり力を入れてようやく開いた。
ダミーには運転席、助手席ともに両ひざが前にぶつかった痕跡が残っており、実際の事故なら大きな損傷を受けただろうと予想される。