グリーン化税制の運輸省案では、古いディーゼル車を廃車にして最新排ガス規制適合車に買い替えた場合、自動車税を20%軽減する案があった。
だが、ディーゼル車を都市部を中心に大気汚染の原因となって健康被害も起こしているため、ディーゼル車を対象に加えることは見送られた。
その代わりに、古いディーゼル車を最新の排ガス規制適合車に代替えした場合の自動車取得税について、自動車NOx法適用地域で2.3%、適用地域外で0.5%それぞれ減税される。
保有に対する税金の自動車税をディーゼル車で減税すると批判があるため、取得税を対象に減税策を打ち出すことで、排ガス規制の厳しい最新の排ガス適合車への代替えを促進する狙いだ。