「これが誠意です」トラック協会、既存車でDPF試験実施

エコカー 燃費

全日本トラック協会は、ディーゼル車の排ガス対策を強化するため、運輸省からの協力要請に対応してエンゲルハード社製のDPF(ディーゼル微粒子除去装置)の実走行試験を実施する。

エンゲルハード社が製作した「DPX(DPFの商品名)」は、現在の軽油の硫黄分の基準500ppm(実勢350ppm)で効果が発揮できるのに加え、使用過程車にも装備可能だ。運輸省からの実走行試験の協力要請があったことから、全日本トラック教会では、このDPXを装着した車両の実走行試験を実施することになった。

長距離を高速で走る路線トラック、交通混雑した都市内を走行する区域トラックなど、用途や年式の異なるトラック20台にDPXを装着した状態で実際に走行、その車両の通常の用途に使用する。早ければ5月末に第1号車の走行が開始するとみられる。

そして夏までに、DPF装着車から無作為に数台を抜き取り、運輸省などの試験機関で評価試験を実施し、運輸省などのディーゼル車対策技術評価検討会に資料を提供し、効果を実証することになる予定だ。

《レスポンス編集部》

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