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陶山 次にスポーツへ行きましょう。『佐藤 琢磨』と『WRC』かな。BARも。『ホンダが出資』した。
三浦 ホンダは1勝でも挙げたかった。いっぽう実質的にチームを運営するプロドライブは長期的に実力アップしたかった。……と意見が合わなかった。あとは琢磨に尽きる。
佐藤 琢磨3位、14年ぶりの日本人表彰台。アメリカGPは内容が良かった。いちど11位まで落ちて3位フィニッシュだから。
高木 いまどき珍しいファイタータイプのドライバーですね。テレビ画面で見ていてもそれを感じられます。あれでピット以外でも勝負が出来ると、ほかのドライバーたちの心に火をつけた。それから『ラリージャパン』も推します。WRCが日本で初開催です。
金澤 業界的・趣味的にはすごいことかもしれないけど、日本の社会的にはどうなんでしょう。地元は盛り上がっていたようですね。これも、こういうランキング企画で「次点」となる性格の出来事ですね。
■携帯電話で性教育したらクマが出てきたので、振り込め
陶山 石田記者がご活躍の社会ネタ、サツネタ、カーライフ。『道交法改正』はインパクトあったね。運転中の携帯電話の利用に制限。持ってはいけない、じっと見てはいけない……。
佐藤 携帯電話キャリアは平型端子マイクを標準装備すべきでしょう。でもキャリアは、原則クルマの中では使わない、という姿勢なんです。みんなやめないんだからマイクを付けるのが大人の対応ですよ。
陶山 中学生に性教育するのと同じ。
石田 道交法改正関連ではパトカーから逃げて事故を起こすケースが増えたこと。改正で、飲酒運転のアルコール検知拒否で逮捕できるようになった。厳罰化は去年だけど、それゆえ逃げる人がでてきて、追跡して事故が起きる。沖縄では歩いて帰って、路上で寝てしまいクルマに轢かれる。
高木 「追跡を受けているときに事故が起きた」という警察の言い方が日本語として気になります。「追跡されていた」というと警察が当事者になるからだそうですが……。
金澤 『クマ(熊)出没』は、クルマのニュースなんですか?
佐藤 CO2がらみと考えれば(笑)。温暖化でえさがなくなって人里に降りてきた。
高木 私は『過労運転』も10大ニュース候補に挙げます。ただジャストインタイムが事故の元凶というのには反対。業界の過当競争が遠因だと思います。『高速道路逆走』が多かったのもニュース。
石田 04年のブレイクは『オレオレ詐欺』あらため『振り込め詐欺』。たいてい交通事故をよそおう。いまは役者が巧妙になっていますが、それにしても、どうしてこんなにダマされるのか?
金澤 いざそういう目に遭うと頭が真っ白になってしまうんですかね。
石田 犯人はコンビニATMでお金を引き出すケースが多いですね。コンビニ店舗の多い東京、大阪で事件が多い。地方の人が引っかかって東京に振り込む。
陶山 現場にかけつけられない、という心理が働いているんですね。みんな1回、自分の親にかけてみましょうよ。
石田 いや、私の母は、電話の中でわざとダマされて、「何人殺しましたか」って聴いてやるって言ってます。「1人だったら、うちの子じゃありません、もっと殺すはずです」(笑)。
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