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陶山 それでは04年の10大ニュース決定座談会を始めましょう。
高木 いきなりですが、『三菱問題』は抜きでやりませんか。04年は三菱だけで10大ニュースが埋まっちゃう、という声も執筆陣の中からありました。
三浦 ええー? とりあえず三菱は入る。あとで振り返って「04年10大ニュース」に三菱がはいってないのは不自然だよ。俺は1本にまとめて入れたいな。
佐藤 いちばんわかんないのは三菱がよくなったかどうかですよ。リコールはあいかわらず出し続けているし。これは本当に膿を出す作業なのか?
陶山 まあまあ、とりあえず10大ニュース候補をピックアップしていきましょう。本数のことは考えないで、これは04年を代表するニュースだというのを。それから本数を絞ろうよ。まずは業界動向から。
三浦 『公団民営化』、『280PS規制撤廃』。
高木 公団民営化は去年盛り上がったニュースですよ。『ホンダの飛行機』はダメですか?
三浦 飛行機よりも『ロボット』だな。ホンダ対トヨタ。
高木 『日産の新型車攻勢』。
佐藤 それが『鋼材不足』でつまづいた。中国での需要が増えて日本の分が足りなかったんです。だから04年も話題の軸は『中国』だった。
三浦 『トヨタの一人勝ちが続く』。
金澤 『高級セダン登場』は?
三浦 ホンダ、日産は第3世代テレマティックス。高級セダン=ITカーだった。レジェンドなんて、プログラムでクルマを曲げようという……。高級セダンはIT分野のニュースとして検討するべきだね。マジェスタ、フーガ、レジェンド、レガシィADA。
石田 環境問題、買い換え需要で『トラックメーカーの業績回復』。ああ、『三井物産のフィルター性能データねつ造』ってなさけないのもあった。
高木 これらもニュースとしては03年の“結果”でしょう。
佐藤 『京都議定書、発効へ』。実はCO2削減にITSが絡んでくるんです。
高木 海外のニュースは低調ですね。業界がグローバルになったから、日本国内/海外と分けられない面もあります。三菱問題とか、トヨタの業績とか、国内だけの出来事ではありません。
三浦 欧州でトヨタのハイブリッド、『プリウスがCOTY』なの?
金澤 北米でもCOTYですよ。でも10大ニュースにはならないでしょう。そのアメリカのメーカーはへこみまくってニュースがない。クルマのニュースは入らないんですか? 『東京モーターショー最後の商用車ショー』。でも、“次点”って感じですね。
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