3月12日のバーレーングランプリを初戦に今年もF1(全18戦)のシーズンがやってきた。毎年、花粉症の発症とF1開幕で春の到来を実感している。今季は、V8エンジンで昨季までの実績がご破算になるような事態となっており、8チームには優勝のチャンスがあるという。日本GP開催地問題では、来季から鈴鹿に富士も加わるとの情報もある。
昨年4月からルノーと日産自動車の社長兼CEO(最高経営責任者)を兼務しているカルロス・ゴーン氏がルノーの中期経営計画を公表した。持続性ある収益と量販を狙う内容だ。しかし、収益性と規模を指標に掲げたのはこれまでの日産同様であり、同工異曲ならぬ「同工同曲」のプランだ。果たして、新「ビッグ3」への道筋は付けられるか。
販売系列を一本化するホンダの国内営業強化策が3月から動き出す。国内営業網の統合は、「プリモ」「クリオ」「ベルノ」という3系列を「ホンダ」に一本化するものだ。主力のミニバンがすべて併売となるなど、顧客から見てもすでに3系列維持の必然性はなく、むしろ不親切だった。統合は、福井社長の就任以来の経営課題でもあった。
トヨタ自動車のプレミアムブランド「レクサス」の苦戦が伝えられている。実際、昨年末までの販売台数は、同社が掲げていた目標の半数余りにとどまった。目標と実績の乖離に苦しむトヨタ。しかし、プレミアムセダン市場では3割を確保し健闘している。このまま市場の「活性剤」にとどまるのか、それとも……。