日産自動車は2日、新グローバル本社で2010年度後半に市販予定の電気自動車(EV)『リーフ』を初公開した。量産EVとして専用に設計・デザインされたリーフは、大人5人がゆったりと乗車可能な室内空間を実現。フル充電での航続距離は160kmだ。
デザインのコンセプトは「スマート・フルディティ(賢い流動体)」。専用に開発された新シャシーと車体レイアウトは高い空力と風音性能を実現し、新型リチウムイオンバッテリーを車体下部に配置したことで後席の居住性、広い荷室スペースをも確保した。
エクステリアはV字型の低いフロントエンドが特徴。ボディから突き出た大型ヘッドランプは気流を分散し風切り音と空気抵抗を低減させるとしている。インテリアは、ボディカラーを基にした明るい「ブルーアース」カラーを採用し環境への配慮をアピール。EVのアイコンカラーとしてダッシュボードのアクセントやイルミネーションにもブルーを採用している。