日産自動車は6日、自社開発によるハイブリッド車の実験車両を公開した。『スカイライン』のV6型3.5リットルエンジン車をベースにパラレル方式を採用。2次バッテリーはリチウムイオン電池を搭載している。
FR方式の高級車をベースにした狙いについて、開発部門担当の山下光彦副社長は「ハイブリッドの良さがこのクラスでは出しやすいから」と語った。
具体的には、燃費性能の大幅な向上が可能なことや、静粛性、高い動力性能の実現、を指摘した。一方で、ハイブリッドシステムは、現状では価格も割高になるため「小さいクルマでは厳しい」とも述べた。
日産のシステムはエンジン、モーター、ミッションを2個のクラッチでつなぐ方式であり、FF方式の小型車ではスペースの関係もあって採用は難しそうだ。
山下副社長は、小型車についてはモーターのアシストを小さくする「マイルド方式」など、他のシステムも含めて検討を進める方針も示した。

 
    


 
           
           
          
 
           
          ![自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]](/imgs/sq_m_l1/2155061.jpg) 
           
           
           
           
           
          ![ロボタクシー事業にOEMやサプライヤーはどう向き合えばいいのか?各プレーヤーの戦略と収益モデル[インタビュー]](/imgs/sq_m_l1/2151850.jpg) 
          