ベビーアルファ、MiTo ついに発表

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フィアット・グループ・オートモビルズは6月19日、かねてから話題となっていたアルファロメオの新型コンパクトハッチバック『MiTo』を発表した。MiToは、現行アルファ147よりもワンクラス下に位置づけられるモデル。

プラットフォームは、さきに発表された新型ランチア『デルタ』がフィアット『ブラーヴォ』用を流用しているのに対し、MiToではワンサイズ下のフィアット・グランデプントのものを採用している。

全長×全幅×全高は、4.06×1.72×1.44mで、アルファ147と比較すると全高は同じだが、全長で16cm短く、全幅で1cm狭い。空気抵抗係数はcd0.29である。

サスペンションも他の多くのフィアット系と同様、前マクファーソン・ストラット独立、後トーションビーム式半独立だが、耐ロール性向上などの各種チューニングが施されている。
ステアリング・ギア比も12.9と、よりクイックな味付けがなされている。制動性能は大径ディスクによって向上が図られ、100km/hから停止までの制動距離は34mと公表されている。

特筆すべきは、アルファD.N.A.と名づけられた電子制御システムだ。ドライバーが高度な運動性能(Dynamic)、市街地(Normal)、あらゆる状況における安全性(All weather)の3モードから選択することにより、車両がエンジン、ブレーキ、ステアリング、サスペンション、変速機を総合的にコントロールする。

同時に、電子制御ステアリング制御システム“DST”や、従来からあった電子制御LSDシステム“Q2”も装備する。

当初用意されるエンジンは、ガソリン仕様が1.4リットル・ターボ155馬力と、1.4リットル78馬力、ターボディーゼルが1.6リットル120馬力の3種である。1.4ターボの最高速は215km/hで、0-100km/h加速は8秒。

変速機は6段手動のほか、“デュアル・ドライクラッチ・トランスミッション”と名づけられた2連クラッチ式シーケンシャルシフトも用意される。

イタリア国内価格は、事実上ベースモデルとなるであろう1.4ターボ155馬力が1万7950ユーロ(約301万円)。1.4・78馬力は1万5300ユーロ(約257万円)に設定されている。

ただし、イタリアは早くも長い夏休みシーズンに突入しかけている。自動車販売は、「死んだ月」といわれる時期に突入する。したがって街でその小粋な姿を目撃するようになるのは9月以降になりそうだ。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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