朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2006年3月10日付
●ライブドア13日にも上場廃止決定(読売・1面)
●日銀の量的緩和解除、奥田経団連会長「通常政策へ一歩」(読売・11面)
●2006F1きょう開幕、トヨタいざ頂点へ(読売・23面)
●いすゞがリコール(朝日・37面)
●交通安全ポスター入賞決まる(毎日・1面)
●トヨタ、一時金満額回答へ(毎日・8面)
●中部国際空港「世界一満足」(産経・10面)
●住友電工、住友電装VW系会社を買収へ、自動車部品の強化狙う(日経・11面)
●会社研究、三菱自 米国事業再編待ったなし(日経・15面)
ひとくちコメント
自動車レースの最高峰「F1世界選手権シリーズ」の2006年シリーズがいよいよ開幕する。バーレーングランプリ(GP)を皮切りに10月下旬のブラジルGPまで18戦が世界の各地で繰り広げられる。
きょうの各紙にはトヨタ自動車が「その夢は蜃気楼ではない」というキャッチコピーとともに、“月の砂漠”を走行するF1マシンを写し出したカラーの1ページ広告を掲載。また、その見開き対抗面には、日経を除き今年のレースの見所などを紹介した関連記事をセットでレポートしている。
「復帰7年目、悲願のV狙うホンダ」(東京)、「スーパーアグリ『純国産』で参戦/ホンダ38年ぶり完全自社開発」(朝日)など、参戦する日本チームの話題を盛り込んでバランスをとる紙面もあったが、「トヨタいざ頂点へ」(読売)、「トヨタ悲願のVへGO」(産経)、「トヨタ、飛躍そして頂点へ」(毎日)と、広告では開幕直前からトヨタが猛ダッシュの好スタート、ホンダの元気のなさが目立った。