「本社の開発コンセプトでは、『Bクラス』を『CST』(コンパクトスポーツツアラー)と呼んでいた時期もありました。日本ではスポーティな多目的コンパクトカーであると考えています」と、メルセデスベンツ乗用車マーケティング部商品企画2課の新道学さん。
Bクラスは、4270×1780×1605mm(全長×全幅×全高)、Cセグメントのクルマだ。ライバルはどの辺りを考えているのだろう?
「もちろんフォルクスワーゲン『ゴルフ』は意識しています。またAクラスではカバーしきれない、アウディ『A3スポーツバック』やBMW『1シリーズ』などのプレミアムハッチバックも考えています。さらにユーティリティ面では“ハイトワゴン”系の、VW『トゥーラン』や『ゴルフプラス』、ルノー『セニック』などもライバルになるでしょうか」
大型セダンに匹敵する居住性とステーションワゴン並みのラゲッジスペース、街乗りからツーリングまで多目的に対応するコンパクトカーがBクラスなのだ。