トヨタ『ラクティス』は、ホンダ『エアウェイブ』や日産『ノート』など、強力なライバル車が多い市場に投入されている。ラクティスの開発責任者であるトヨタ自動車・第2トヨタセンターの多田哲哉チーフエンジニアは「それだけにカーナビも妥協できなかった」と語る。
ラクティスがライバルとするクルマは、ホンダも日産もテレマティクス対応のカーナビが装備されている。「だからこそラクティスにもG-BOOK ALPHA対応のHDDカーナビを用意する必要がありました」と多田チーフ。
また、多田チーフは「アクティブCVTのパドルシフトであるとか、EBD付きABSであるとか、ラクティスで初めて採用された装備も数多いのですが、G-BOOK ALPHA対応のHDDカーナビもこのクルマの先進性を示すアイテムのひとつです」とする。
新型『ヴィッツ』のプラットホームをベースとしているが、ヴィッツに採用された廉価版カーナビの採用については、他のクルマのナビ装着傾向なども加味した結果、「このクラスでは必要とされない」として開発初期の段階で見送られたそうだ。
汎用性の高いワイド2DINサイズの取り付けスペースが用意されたラジオレス車の設定もあり、低価格であるとか経路誘導に特化した(高機能でない)カーナビを求めるユーザーにはディーラーオプションのナビを勧められるようになっている。この場合、DVDナビで18万4800円(税込み)からとなる。

 
    


 
           
           
          
 
           
           
           
           
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