【日産ティーダ 1.8リッター詳報】加速に磨きがかかった新エンジン

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【日産ティーダ 1.8リッター詳報】加速に磨きがかかった新エンジン
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日産のコンパクトカー、『ティーダ』とセダンの『ティーダ ラティオ』に1.8リッターエンジン搭載車が追加された。MR18DE型と呼ばれる新エンジンは、『ラフェスタ』に搭載された2リッター直列4気筒エンジンを、ストロークを縮めて1.8リッターにしたもので、ティーダで初めて採用される。

1.8リッターエンジンを搭載したティーダの走りは、正直なところ市街地走行では300ccをプラスした恩恵はわかりにくい。それは1.5リッターでも市街地では、じゅうぶんな動力性能を誇っているためだ。

では、その違いが最も現れるのはどこか?それは高速道路の流入などで、比較的大きな加速力が必要になった場合。アクセルを全開、もしくは7割ぐらい開けて加速を行なった際の加速感は、1.5リッターに比べ大幅に向上しており、ほかの1.8リッターモデルと比較しても力強さを感じる。

ティーダの開発責任者である日産自動車商品企画本部 松本秀二さんは「1.5リッターだと全開で加速する際には、どうしても排気量的に限界があります。ですが1.8リッターなら力不足はまったく感じないと思います。市街地では1.5リッターでもじゅうぶんな力を持っていますが、1.8リッターならさらにゆとりのある走りを提供してくれます」と語る。

ティーダの1.8リッター車は、エクストロニックCVTがエンジンの有効な回転数を維持しながら、グングンと速度を乗せていってくれるので、確かに2リッタークラスの軽量なクルマを運転しているようだ。このあたりの特性は1.5リッターも同じだが、より高い次元で瞬発力のある加速を与えてくれる。

サスペンションやタイヤに関しては1.5リッターと変わらないので、フットワークに変化はないが、車重が重くなっている分、若干乗り心地が落ちついているように感じる。

ティーダに始めて乗った時には、「1.5リッターでじゅうぶん」と思っていたが、いざ1.8リッターに乗ってみると、「これはこれでいい」と思わせてくれる内容のクルマだった。

《岡島裕二》

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