日産自動車は、カルロス・ゴーン社長兼CEO(最高経営責任者)が4月からルノーのCEOを兼任するのに伴って、COO(最高執行責任者)に志賀俊之常務を選任した。21日18時から本社で記者会見を開く。
志賀氏は現在、海外一般地域担当の常務で、早くからゴーン社長の右腕として次期COOの最有力候補にあげられていた。
ゴーン社長は、以前から「COOは私の後継者では無い。日産の経営責任者は引き続き私だ」と述べるなど、日産のトップを譲る気は無い。このため、志賀氏はゴーン社長がルノーの経営を見ることに伴って、日産が手薄になるのを補佐する役割を担う模様だ。