日産自動車は21日、カルロス・ゴーン社長が本社で記者会見し、空席となっているCOO(執行最高責任者)に常務執行役員の志賀俊之氏(51)を内定したと発表した。4月1日付で就任する。志賀氏は6月下旬の株主総会後に取締役にも就任する。
CEO(経営最高責任者)であるゴーン社長が5月からルノーのCEOも兼務することになっており、日産の執行責任者を決めた。日産が1999年にルノー傘下になって日本人のCOOを置くのは初めて。
ゴーン社長は志賀氏について「力強いリーダーシップをもち、全幅の信頼を置いている」と表した。
COOに就任する志賀常務は大阪府立大経卒で76年入社、アジア市場担当としてジャカルタ事務所長などを歴任した後、00年に常務に就任していた。