14日に日産から発売された新型ラグジュアリーセダンの『フーガ』。グレード別の販売計画を聞くと、やはりメインとなるのはGT系の「250GT」や「350GT」だった。そして、わずかな差であるが、最も販売計画比率が高いグレードは、「350GTスポーツパッケージ」。
350GTスポーツパッケージは国産量産車としては初採用となる19インチタイヤを装着した、最もスポーティなグレード。タイヤの他にも専用のスポーツサスペンションやリヤアクティブステアを装備し、高級セダンらしからぬスパルタンなモデルだ。
はたしてこのようなスポーツグレードが一番売れるのだろうか。日産自動車マーケティング本部マーケティングマネージャーの市野克己氏は「350GTと350GTスポーツパッケージの価格差は税抜きで20万円の差でしかありません。20万円の差で、これだけの追加装備があるのですから、スポーツパッケージが一番売れると予想しています」
「350GTが19%で、350GTスポーツパッケージが20%を計画していますが、実際にはもっとスポーツパッケージに流れてくれるような気もします」とコメント。
確かにこれだけの追加装備があれば、20万円高くてもスポーツパッケージに飛びつくユーザーも多いだろう。特に国産初の19インチホイールはスタイル的に魅力的だ。