【ホンダ レジェンド新型発表】胸のすくフラッグシップ

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ホンダは7日、最上級セダンの新型『レジェンド』を発表・発売した。4代目となる新型は、「独自の存在感」、「胸のすく走り」、「高い機動性」の3つをキーワードに開発された。

駆動システムには、世界初の四輪駆動力自在制御システム「SH-AWD:スーパーハンドリング・オールホイール・ドライブ」を採用。駆動力を前後輪に可変配分するとともに、後輪左右でも可変する。

四輪それぞれのタイヤの能力を最大限に引き出し、駆動力を走るためだけでなく、曲がる性能にも活用する。新型レジェンドの“コア・メカニズム”(福井威夫社長)だ。

エンジンは軽量・コンパクト化した3.5リットルV6「VTEC」を採用。280馬力業界自主規制の撤廃後、初の規制値オーバー量産車となった。国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」(★★★★低排出ガス車)認定を取得している。

高出力エンジンやSH-AWDに加え、運動性能を向上するため、アルミニウム素材の採用などの軽量化を実施した。アルミパーツのいくつかには「高速ブロー成形」を採用。

さらに音と表示で歩行者の存在をドライバーに知らせる世界初の「インテリジェント・ナイトビジョンシステム」(歩行者検知機能付。12月生産開始予定)など、数々の先進技術を搭載した。

いっぽう塗装に水研ぎを採用したり、内装に天童(山形県)木工を取り入れたり、「高級」の演出ももちろん考慮されている。

「レジェンドの進化は、ホンダの企業としての進化を反映した。今後のホンダに期待してほしい」と福井社長。

新型レジェンドは3.5リットルV6VTECエンジン、5AT(Sマチック)、4WD(SH-AWD)のワングレード。価格は525万円。販売取り扱いはクリオ店で、国内販売計画台数は月間500台となっている。

《高木啓》

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