三菱自動車の経営再建計画を策定していたダイムラークライスラ−は、三菱自動車への増資には応じず、資金援助も行わないと発表した。
22日開催の取締役会、臨時監査役会で決定した。ダイムラークライスラーの株主から、三菱自動車の増資などの支援に反対する声が上がっていた。ダイムラークライスラーは、保有する約36%の三菱自動車の保有株も売却する可能性がある。
ダイムラークライスラーが抜けた後、三菱重工業など、三菱グループが支えるのも不可能との見方もあり、その際には、三菱自動車は民事再生法の適用や産業再生機構による再建となる可能性もある。30日に発表する予定だった再建計画も白紙に戻る。