米国の自動車大手、クライスラーグループは6月25日、米国ミシガン州のウォーレン工場に、6300万ドル(約65億円)を投資すると発表した。
ウォーレン工場は、操業開始から65年という老舗の車体プレス加工工場。今回の投資は、同工場の設備を拡張し、プレス加工品の生産能力を引き上げるのが目的。
具体的には、ウォーレン工場に新たなプレス加工ラインを設置。米国とカナダの合計5工場へ車体を出荷し、これら5工場の生産をサポートする。
同工場で生産する車体は、ジープ『チェロキー』、クライスラー『タウン&カントリー』、ダッジ『ダート』など。主に7車種用を生産中。
クライスラーグループの生産担当、マウロ・ピノ取締役は、「過去5年間で、我々の組み立て工場では生産が3倍に増え、車体プレス加工品の生産能力を引き上げてきた。今回の投資は、需要を満たすために行う」と述べている。