【新聞ウォッチ】奥田会長、牛丼「食べおさめ」行列にチクリ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年2月13日付

●燃料電池用水素、エタノールで効率的に生産、米大グループ開発、無害、環境へ影響少(朝日・3面)

●企業物価3年5カ月ぶりに下げ止まり「川上」値上がり鮮明、鉄鋼、化学など高水準(朝日・11面)

●「日本人は単純な国民」牛丼店行列に奥田経団連会長(毎日・10面)

●東京海上、中国に営業網、中国企業・個人開拓、全土地で生損保販売(日経・1面)

●廃車の破砕片リサイクル、鉄鋼・非鉄大手、相次ぎ処理施設(日経・1面)

●日本自動車販売協会連合会、中古車登録1月前年割れ(日経・13面)

●トヨタ自動車、「ヴィッツ」に省エネ大賞(日経・13面)

●ITで高齢者の運転補助、オーテックなど電気自動車開発へ(日経・17面)

ひとくちコメント

「日本人は右から左へ早くふれやすい、単純な国民だと感じた」---。BSEの影響で、吉野家などの牛丼チェーンで牛丼販売が打ち切られ、直前に客が「食べおさめ」の行列をつくったことについての日本経団連の奥田碩会長の見解である。

きのう東海地方経済懇談会後の記者会見で述べたのをきょうの毎日などが取り上げている。

また、「テレビは一部の人の動きを面白おかしく報じていたようだが、(牛丼がなくても)死ぬわけでない」と発言。また、奥田会長は牛丼を教育上の問題点の例に挙げ、「日本人はどうしたのだろうか。やはり教育に力を入れなければならないと感じた」とチクリ。

奥田会長がトヨタのエンブレムにも似ている牛丼を好まないのかどうかは別として、最近はトヨタの社内にも目立つ日本人特有の“横並び主義”に警鐘を鳴らしたものとみられる。

《福田俊之》

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