トヨタがクチナシの新種を開発---大気浄化

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トヨタ自動車は、大気浄化能力が高く、ヒートアイランド現象の抑制効果も高いクチナシを品質改良し、新品種『ヴァルト』を開発。子会社のトヨタルーフガーデンを通じて、22日から発売する、と発表した。

クチナシはもともと、クスノキやユーカリといった樹木に匹敵する大気浄化能力を持ち、ヒートアイランド現象の抑制に効果を出す水分蒸散量が高いのが特徴、という。トヨタは、このクチナシを品質改良し、気孔を開きやすい性質をもたせることに成功。二酸化窒素(NO2)や二酸化硫黄(SO2)といった大気汚染物質の吸収能力や水分蒸散量を、通常のクチナシの約1.7倍に高めた。

トヨタは新品種を当面は年間3000ポットを目標に、屋上緑化に積極的なビルオーナーや自治体などに向けて販売していく。12cmポッド苗で、1ポット500円で販売する。

《編集部》

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