「モノを大切にする方をターゲットにしています」とデザイン部の高橋さんは、三菱『SE・RO』(セロ)コンセプトの素材や色について語る。
SE・ROのインテリアは前後で意匠が違う。前席はコックビット。後席はリビング。だからシート地も色も違う。どちらのシートも同一人物が使うことを想定している。
床には革を使用し、染みも思い出の一つにできる。斜めに並んでいるのはボートのデッキをイメージしたからだという。インパネがフローティングなだけでなく、シートもイメージとしてはフローティングなのだという。
ドアにはジャパニーズモダンらしいカラーを入れ、打ちっぱなしのコンクリートに映
りこむ木々の緑の色だそうだ。かっこいいガレージを連想させる。
後席シートバックの裏には秘密のボックスがあり、ゼロ・ハリバートンのような金属製のケースが納まる。これにはとっておきの「ギア」を入れるのだそうだ。