千葉匠|デザインジャーナリスト デザインの視点でクルマを斬るジャーナリスト。1954年生まれ。千葉大学工業意匠学科卒業。商用車のデザイナー、カーデザイン専門誌の編集次長を経て88年末よりフリー。「千葉匠」はペンネームで、本名は有元正存(ありもと・まさつぐ)。日本自動車ジャーナリスト協会=AJAJ会員。日本ファッション協会主催のオートカラーアウォードでは11年前から審査委員長を務めている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
6月に発売予定の新型『ロードスター』のデザインについて、マツダのチーフデザイナー中山雅氏に4回に渡って語っていただく。第1弾ではプロポーションに込めた思いを訊いた。
2014年2月1日付けで、それまでVWブランドでエクステリアデザインの責任者を務めていたマーク・リヒテがアウディのデザインディレクターとなった。そのリヒテに、ジュネーブモーターショー15の会場でインタビュー。リヒテが目指すアウディデザインとは何か。
『CX-3』のインパネは基本的に『デミオ』と共通だ。松田陽一チーフデザイナーは「そこは実は悩んだところ。当初はインパネを新たにデザインすることも検討しました」と告げる。では、なぜ共通にしたのか?
「魂動のデザイン」。そこで目指しているのは、どこにどんなラインを入れるか…といったことではない。表現したいのは「生命感のある動き」。海の波や砂漠の風紋といった自然界にあるダイナミックさではなく、命あるものが躍動するイメージを各車種でそれぞれ探求している。
乗用車(ハッチバックやクーペ、ワゴンなど)とSUV、それぞれの魅力をひとつにまとめるのがクロスオーバーの基本線だ。しかしCX-3の松田陽一チーフデザイナーは、そのデザインのキーワードを「ジャンルの枠を超えた存在感」と語る。
1月3日にリニューアルオープンする関東マツダの目黒碑文谷店。マツダの前田育男デザイン本部長と建築家でサポーズデザインオフィスを率いる谷尻誠氏のコラボレーションから生まれた、店舗デザインについてインテリアを中心に話を聞いた。
店舗をリニューアルし、1月3日に営業開始する関東マツダの目黒碑文谷店。輸入車ディーラーも多い目黒通りに面したここは、マツダが進める「新世代店舗」の10店目であると同時に、「マツダブランドを発信・体験する拠点」という役割も担う。
去年は迷わずマツダ『アテンザ』に10点を入れた。では、なぜ今回、同じ「魂動デザイン」の『デミオ』ではなく『Cクラス』を10点にしたのか?
ダイハツ・『アイラ』(と姉妹車のトヨタ『アギア』)のデビューは12年のジャカルタショー。LCGC(ローコストグリーンカー)と呼ぶ税制優遇策の施行が当初計画より遅れたため、発売が翌13年9月にズレ込んだが、以後の販売は好調だ。
インドネシアでは子だくさんの家庭が多く、多人数乗れる3列シート車(MPV)が人気だ。ダイハツには『セニア』というMPVがあり、LCGC(ローコストグリーンカー)の税制優遇を受ける5ドア・ハッチの『アイラ』が登場した後も、セニアの販売は好調を続けている。
日本のダイハツ『テリオス』は2006年のモデルチェンジで『ビーゴ』に改名したが、海外ではテリオスの名をキープ。インドネシアにはこの2代目テリオスの3列7人乗り仕様が2007年に導入された。
ダイハツは1年前のこのショーで、小型クロスオーバー・コンセプトの『CUV』を披露した。今回の『CUV2』はその続編だ。
9月4日、千葉・舞浜で新型『ロードスター』が初公開された。4代目となるライトウェイトスポーツのデザインはどのようにして生まれたのか。デビューイベントの会場で、デザイン本部長 前田育男氏に話を聞いた。
ジャガー・ランドローバー・ジャパンが東京と大阪で特別展示した『C-X17』。クロスオーバーのコンセプトカーだが、26インチの超大径ホイールやフロントのエアインテークに仕込まれた照明を除けば、まるで量産車のように現実的なデザインに見える。