【ジャカルタモーターショー14】ダイハツ アイラ GT2 は、アイラ人気をさらに刺激するカンフル剤

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ダイハツ アイラGT2(ジャカルタモーターショー14)
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ダイハツ『アイラ』(と姉妹車のトヨタ『アギア』)のデビューは12年のジャカルタモーターショー。LCGC(ローコストグリーンカー)と呼ぶ税制優遇策の施行が当初計画より遅れたため、発売が翌13年9月にズレ込んだが、以後の販売は好調だ。発売まもない2013年ジャカルタショーで、スポーティにドレスアップしたショーカーの『アイラGT』を披露するなど、話題作りの努力も功を奏しているのだろう。

今回の『アイラGT2』は1年前のアイラGTの進化版だ。全体のイメージはアイラGTを踏襲しながら、フロントオーバーハングを切り詰めてバランスを改善。ランプやスポイラーなど、ディテールも現実的なデザインになった。量産化は遠くないと見てよさそうだ。日本のダイハツの軽自動車は標準モデルとカスタムの二本建て。アイラにもカスタム的なグレードが追加されて不思議はない。

ちなみにダイハツはジャカルタショーの開幕直前に、マレーシアの現地合弁企業であるプロドゥアの新スモールカー、『アジア(Axia)』を発表した。アイラと同じく『ミライース』で培った低燃費・低コスト技術を応用したクルマであり、”グローバル・Aセグメント・プラットホーム”をアイラと共有している。

ただし、開発が新しいプロドゥア・アジアにはボディ剛性の向上などの改良が図られており、ダイハツ海外本部長の福塚政廣・専務執行役員によれば「アイラにもマイナーチェンジで同じ改良を盛り込む」とのこと。そのマイナーチェンジのタイミングでGT2の量産版も発売…と期待したい。

《千葉匠》

千葉匠

千葉匠|デザインジャーナリスト デザインの視点でクルマを斬るジャーナリスト。1954年生まれ。千葉大学工業意匠学科卒業。商用車のデザイナー、カーデザイン専門誌の編集次長を経て88年末よりフリー。「千葉匠」はペンネームで、本名は有元正存(ありもと・まさつぐ)。日本自動車ジャーナリスト協会=AJAJ会員。日本ファッション協会主催のオートカラーアウォードでは11年前から審査委員長を務めている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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