ボッシュが「SDV」ソフトウェア定義自動車などの開発力を強化…EDAGエンジニアリングと提携

完成車向けエンジニアリングにおけるプロジェクトベースの協業に関する覚書を締結したボッシュとEDAGエンジニアリング
  • 完成車向けエンジニアリングにおけるプロジェクトベースの協業に関する覚書を締結したボッシュとEDAGエンジニアリング

ボッシュは2月21日、EDAGエンジニアリングとの間で、完成車向けエンジニアリングにおけるプロジェクトベースの協業に関する覚書を締結した、と発表した。

今回の合意を通じて、両社は可能な限り最適な方法でお互いの専門知識を補完するため、将来的に2社の専門能力を共同で市場に提供する意向を表明した。これにより、顧客は個別のエンジニアリング領域の調整にわずらわされることなく、ニーズに合わせたシームレスな完成車向けエンジニアリングをワンストップで手に入れることが可能になる。

ボッシュエンジニアリングとEDAGとを結び付けているのは、完成車プロジェクトの実施で培った包括的な経験だ。ボッシュエンジニアリングのJohannes-Jörg Rüger社長は、「環境や持続可能性に対する要件はますます厳しくなり、ソフトウェア・ディファインド・ビークルなどのトレンドにより、車両エンジニアリングは複雑さを増している。私たちが相乗効果を発揮することで、将来的には顧客と協力して、新しい自動車をより迅速に、そしてよりコスト効率よく市場に投入することができる」と述べる。EDAGグループのCEOであるCosimo De Carlo氏は、「EDAGとボッシュエンジニアリングの総合力は、技術革新を加速させるものとなるだろう」と述べている。


《森脇稔》

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