40系アルファード/ヴェルファイアの新たなスタイルを提案するエムズスピード…大阪オートメッセ2024

エムズスピード…大阪オートメッセ2024
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エアロパーツの新トレンドを次々と提案し続けるエムズスピード。2月10~12日に開催された大阪オートメッセ2024ではデザインコンセプトの異なるトヨタ『アルファード』と同『ヴェルファイア』のカスタムを同時出展した。

エムズスピード…大阪オートメッセ2024エムズスピード…大阪オートメッセ2024

ドレスアップベースとして2024年の主力ミニバンになること間違いなしの40系アルファード/ベルファイア。多くのカスタム、ドレスアップが進行する中、エムズスピードが提案したのはアルファード/ヴェルファイアをそれぞれ独自の方向性にドレスアップするスタイルだった。ブースには両車を展示、エアロデザインの違いでここまでイメージが変えられることをアピールした。

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アルファード/ヴェルファイアを同系車種ではなく、異なる個性の車両として扱うのが同社の考え方。そのため個別のエアロデザインを込めることで、それぞれの車両の長所を引き出すアレンジを加えた。展示された2台のデモカーをその思いがリアルに感じられる。

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ヴェルファイアに込めたイメージはスポーツだ。もともと2.4Lターボ車をラインアップするなど走りを意識したモデルラインアップを用意するヴェルファイアは、ユーザー層もちょっとやんちゃでスポーティなスタイルを求める傾向にあると考えた同社、特に見どころとなったのはフロントセクションだ。フェイスまわりにスポーツを意識した造形を施したのが特徴となった。

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注目なのはフロントハーフスポイラーだ。ぐっと前に突き出すフラップ形状に加えて、中央部には横長の開口部を設けることで軽量感やエアスクープによるスポーティ感を演出。さらに両サイドにはLEDデイライトをビルトイン設置している。リップ形状も鋭角なエッジを利かせたデザインなのも特徴。またハーフスポイラーという限られた面積ながら、凝った造形を込めているのも長年エアロデザインを手がけてきた同社ならでは。サイド方向に回り込む部分は大きく立ち上げるデザインを施すなど、立体感とボリューム感を感じさせるハーフエアロになっているところも見どころだ。

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一方のアルファードはラグジュアリーイメージを重視したエアロデザインを採用したのが特徴。もともとアルファードとヴェルファイアとではフェイスのテイストは異なるものの、フロントエアロの差別化でここまでの変化を付けられるのも同社ならではのエアロによるマジックと言える。アルファードのフロントハーフで印象的なのはリップ下部にデザインされたブロック形状のデザイン処理だ。

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ボトム側に存在感を感じさせるこのデザインは、視覚効果から重心を下げてボトムヘビーに見せる効果が込められている。またAラインのラインをグリルの下部と合わせているのも同エアロの特徴。純正デザインの縦のラインをエアロにも取り入れて、ボディとの一体感を演出しているのもデザインの妙と言える。左右のデイライト部分は立体的なデザインとしているのも見どころ。ハーフエアロとは思えない3D形状を各部で演出しているのがアルファード用エアロのもうひとつの見どころだ。

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一方、サイド・リアまわりには両車は共通のパーツラインアップを採用。リアエアロには迫力満点の4本出しマフラー(マフラーレス仕様もあり)やアルファードのフロントハーフにも見られたブロックデザインを採用した造形を施している。のっぺりしがちなリアビューに変化を付けるのに十分なリアエアロとなった。

数多くの車種ラインアップを持つエムズスピード、今回は新作となった40系アルファード/ヴェルファイアのデモカーをブースで強力にプッシュ、それぞれに明確なコンセプトと独自デザインを備えた。40系アル/ヴェルユーサーには必見のブランドとなる。

《土田康弘》

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