認証不正の拡大で揺れるダイハツ、軽自動車『キャスト』などリコールを検討[新聞ウォッチ]

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  • トヨタ・ピクシスジョイ(ダイハツが製造)
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国土交通省が商用トラックの『グランマックス』など3車種の「型式指定」を取り消す手続きを始めるなど、トヨタ自動車の完全子会社であるダイハツ工業の認証不正問題を巡る続報が、きょうも各紙の経済面を賑わせている。

このうち、読売や日経などは「ダイハツ、リコール検討、最大32万台、2車種、国交省が指導」などのタイトルで、ダイハツの軽自動車『キャスト』と、OEM(相手先ブランドによる生産)で親会社のトヨタ自動車に供給する同型車『ピクシスジョイ』が安全基準を満たさない可能性があるとして、「2車種のリコール(回収・無償修理)を検討している」などと報じている。

ダイハツが一部のメディアを対象に開いたオンラインによる記者説明会で明らかにしたそうで、その軽自動車2車種のリコールは国交省の指導を踏まえ、対象台数などを精査するそうだが、日経などには「対象は最大で約32万台になる」とも伝えている。

また、現在は1月末までとしている停止中の国内生産の再開については「国交省が基準適合性を確認しているので、現時点で再開を見通せる立場でない」(広報担当者)との説明を受け、産経などは「ダイハツ工場停止延長」などと取り上げている。

一方で、毎日は「早ければ2月にも生産を再開できるよう準備を進める方針を示した」とも報じている。いずれにしても現時点で再開の時期は流動的であり、国交省からの“お墨付き”がいつ出るのかどうかが注目される。

2024年1月18日付

●日航社長に鳥取氏、初の女性、CA出身(読売・2面)

●ダイハツリコール検討、軽2車種対象台数精査(読売・8面)

●岸田派を立件へ、元会計責任者、虚偽記載容疑、東京地検(朝日・1面)

●2月生産再開へ準備、ダイハツ認証不正問題(毎日・6面)

●訪日客回復「質」に手応え、消費額最高5.3兆円、昨年、2500万人超(産経・3面)

EV充電、マツダもテスラ規格採用(産経・10面)

●「マツダ6」国内生産終了、今春にもSUV人気に押され(日経・13面)

●中古車登録、昨年2%増、新車販売回復で4年ぶり増(日経・13面)

●JR東社長に喜勢氏(日経・13面)

《福田俊之》

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