国交省がダイハツの不正に厳正対応---3車種の型式指定を取消し

ダイハツ・グランマックス
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  • 試験に備えるダイハツ・グランマックス・トラック
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ダイハツ工業の認証不正に関して国土交通省は、特に悪質と認められた3車種、ダイハツ『グランマックス』、トヨタ『タウンエース』、マツダ『ボンゴ』(いずれもトラックタイプ)について、型式指定の取消し手続きを開始した。

国交省は2023年12月21日からダイハツ工業に立入検査を行ない、不正行為の事実関係を確認してきた。その結果として1月16日に、以下の対応を発表した。

●立入検査の結果、新たに14件の不正行為を確認。報告済みの142件を含め、合計156件の不正が明らかになった。

●不正行為が特に悪質だったダイハツ・グランマックス、トヨタ・タウンエース、マツダ・ボンゴ(いずれもトラックタイプ)の3車種について、型式指定の取消し手続きを開始した。これらの車種は、試験車両に不正加工を施し、実際の車両と異なる構造で試験を行っていた。トヨタ車とマツダ車はダイハツが生産してOEM供給している。

●ダイハツ工業に対して是正命令を発出。1か月以内に再発防止策を報告し、その後四半期毎に実施状況を報告するよう求めた。

●基準不適合の可能性があるダイハツ・キャストとトヨタ・ピクシスジョイの2車種について、リコール届出の指導を行なった。トヨタ車はダイハツが生産してOEM供給している。

立入検査では、ダイハツ工業が報告した不正行為に加え、試験車両への不適切な加工や規定と異なる試験装置の使用など、新たな不正行為が確認された。国土交通省はこれらの不正行為について基準適合性の確認試験を行い、結果を公表する予定だ。

《レスポンス編集部》

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