ルネサス、車載AIソフトウェア開発を加速する「AI Workbench」をリリース

・ルネサスが車載AIソフトウェア開発環境「AI Workbench」をリリース

・マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure」を活用

・2024年1月より限定プレビュー版を提供開始

ルネサスエレクトロニクス「AI Workbench」
  • ルネサスエレクトロニクス「AI Workbench」

ルネサスエレクトロニクスは、車載AIソフトウェアをクラウドで迅速に開発、評価できる開発環境「AI Workbench」をリリースすると発表した。ユーザーは、パソコンに開発ツールをインストールしたり、評価ボードを入手することなく、クラウドプラットフォームであるマイクロソフトの「Azure」の高性能なコンピューティングリソース等を活用して、車載AIソフトウェアの開発をすぐに始めることができる。

この開発環境は、単にクラウド上にあるだけでなく、ハードウェアの無い初期段階からソフトウェアの開発、評価ができる「シフトレフト」を実現するもの。開発中の第5世代R-Car SoC向けの、ADASや自動運転をサポートするAIアプリケーション用ソフトウェアの開発も可能だ。

ルネサスのHPCソフトウェアAI統括部、統括部長のマンダリ・カレシーは、「マイクロソフトとの協業により、車載AIエンジニア向けにクラウドベースの仮想開発環境とAIモデルの性能テスト環境を構築できたことを嬉しく思う」と述べた。


《レスポンス編集部》

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