高速道路初、水素ステーションが東名・足柄SA下りにオープン

水素ステーション足柄SA
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NEXCO中日本と中日本エクシス、岩谷産業は、東名高速道路(東名)足柄サービスエリア(SA)・下りに水素ステーションをオープンした。高速道路SA・パーキングエリアの水素ステーション開業は、全国で初めて。

新設した水素ステーションの営業時間は8時から20時まで。液化水素を貯蔵するオフサイト型で、供給能力は平均で1時間当たり300Nm3(ノルマル立方メートル)と大型トラックにも短時間で充填できる。充填圧力は82MPaで、充填口は2口。

今回の水素ステーション設置は、燃料電池車(FCV)ユーザーの利便性向上と脱炭素社会の実現に貢献するためのもの。足柄SAの水素ステーションの利用状況やFCVの普及状況などを踏まえ、NEXCO中日本は今後も高速道路への展開を検討する。

また、岩谷産業は現在、高速道路以外で合計53カ所の水素ステーションを運営しており、今後もFCV普及促進、利便性向上を目指し、全国で水素ステーションの整備を進める意向だ。

2023年6月に改定された国の「水素基本戦略」では、2050年カーボンニュートラルを達成するため、今後の水素ステーションは乗用車に限らず、大型商用車などのニーズにも対応して整備を進めていくとされている。

《レスポンス編集部》

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