関東鉄道のキハ310形が引退…国鉄旧型気動車の改造車 7月2日に定期運行終了

キハ310形の2両編成。キハ315・316ともにキハ17からの改造車で、種車は1976年7月に国鉄から譲渡されている。
  • キハ310形の2両編成。キハ315・316ともにキハ17からの改造車で、種車は1976年7月に国鉄から譲渡されている。
  • 期間中には惜別のヘッドマークが掲出される。

関東鉄道は6月12日、キハ310形の定期運行を7月2日限りで終了すると発表した。

同車は国鉄のキハ17系気動車(トイレなし・片運転台のキハ16、トイレ付き・片運転台のキハ17)の足回りに貫通式の新製車体を組み合わせた改造車で、1977~1979年に常総線用としてキハ311~318の8両が登場している。

キハ17系やキハ20系といった国鉄一般型気動車のスタンダードだったDMH17系の縦型エンジンを持つ貴重な車両だったが、最後まで残っていたキハ315・316がついに引退することになり、6月13日から7月2日まで取手~水海道間の一般営業列車に充当して運行される(月曜日を除く)。

平日は2往復、土休日は3往復し、運用列車の時刻は平日が水海道6時35分発~取手7時6分着・7時15分発~水海道7時48分着・7時52分発~取手8時24分着・8時36分発~水海道9時8分着。

土休日が水海道15時43分発~取手16時14分着・16時20分発~水海道16時52分着・17時4分発~取手17時36分着・17時54分発~水海道18時26分着・18時31分発~取手19時3分着・19時10分発~水海道19時42分着。

期間中には惜別のヘッドマークが掲出される。期間中には惜別のヘッドマークが掲出される。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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