日産は2020年9月、2ドアスポーツクーペ、『フェアレディZ』新型プロトタイプを世界初公開したが、その量産モデルと思われるパテント画像が流出した。
日産CEOの内田誠氏が「量産型はコンセプトモデルとほぼ同じデザインで発売される」と語っていたように、オーストラリアの商標局からリークされた特許画像はLEDデイタイムランニングライトこそ隠されているが、スクエアなグリルのアウトライン、流麗なクーペルーフなど、かなりコンセプトに近いデザインが見てとれる。
相違点は、ヘッドライトのアウトライン上部が修正されていいるように見えるほか、フロントグリルの水平アクセントの間にセンサーユニットがインサートされグリルパターンが修正されている。またリアロックとリフレクターが追加され、リアゲートも若干異なっているように見える。ただし、コンセプトにはガラス領域を視覚的に拡大する黒いルーフがあったため、目の錯覚の可能性もありそうだ。
インテリアの画像はないが、12.3インチのデジタルインストルメントクラスタ、最新のインフォテインメントシステム、ダッシュボードのゲージポッドなどコンセプトから反映されると予想される。
現行モデルのパワートレインは、3.7リットルV型6気筒エンジンを搭載、最高出力332hp、最大トルク366Nを発揮したが、新型では、インフィニティ「Q60レッドスポーツ400」から流用される3.0リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力400hp、最大トルク474Nmを発揮、6速マニュアルトランスミッション、及びATを組み合わせると予想されている。