BMWは10月30日、「MotoGP」2018年シーズンの公式セーフティカーに、新型『M5』が起用されると発表した。
BMWは1999年から、世界最高峰の二輪ロードレースMotoGPのセーフティカーに採用されている。最近では、2012年シーズンは『M6クーペ』、2013年シーズンは「M6グランクーペ」がセーフティカーを務めた。2014年からは2年連続で『M4クーペ』が担当。2016~17年は、『M2クーペ』がセーフティカーを務めている。
新型M5は、最大出力600hp、最大トルク76.5kgmを発生する4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボを積む。トランスミッションは8速の「Mステップトロニック」、駆動方式は4WDの「M xDrive」。通常状態では、FRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。
動力性能は、0~100km/h加速が3.4秒、最高速が250km/h(リミッター作動)。オプションのMドライバーパッケージでは、リミッターが解除され、最高速は305km/hと300km/hオーバーの性能を発揮する。
この新型M5が、2018年シーズンのMoto GPの公式セーフティカーに起用。BMW Mの手によって、フラッシュライトやロールケージ、『M4 GTS』用バケットシート、消火器、無線システム、専用デカールなど、セーフティカーらしい装備が加えられている。