日野、ミャンマー市場に再参入…正規販売代理店を設置

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日野自動車は、ミャンマーに正規販売代理店を設置し、ミャンマー市場に本格的に再参入すると発表した。

日野はミャンマーの自動車関連企業Summit SPA Motors(SSM)社と正規販売代理店契約を締結。これまで同社を通じてアフターサービスを提供していたが、これを正規販売代理店とすることで、販売からアフターサービスまで一貫して対応できる体制を整える。

日野は1950年代より約30年にわたり、ミャンマー向けに累計約2万台の車両を輸出。現地に根付いたブランドとして人々の生活を支えてきたが、輸入の禁止を含めた社会主義化により日野はミャンマーより撤退。しかし1988年、ミャンマーは市場経済化・経済開放路線に転じ、近年は経済成長率が高水準で推移、それに伴いトラック市場も拡大している。活発な経済活動を背景に、稼働している車両に対するアフターサービスへのニーズが高い状況であったことから日野は2014年、SSM社を通じて正規サービスステーションを設置し、アフターサービスを提供してきた。

日野は、すでにブランド認知が進み、大きな潜在需要を見込めるミャンマーを重要な市場であると位置づけている。今回、販売からサービスまで一貫した体制で顧客ニーズに応えていくために、SSM社と正規販売代理店契約を締結。今後、順次拠点を増やし「トータルサポート」体制をさらに強化していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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