IBMは6月15日、音声や文字で質問できるインタラクティブ広告サービス、「ワトソンAds」を、自動車業界で初めて、トヨタが導入したと発表した。
ワトソンAdsは、IBMの子会社のウェザーカンパニーが開発したインタラクティブ広告サービス。IBMの言語認知技術、「ワトソン」を採用している。
ユーザーは、スマートフォンなどに表示されたワトソンAdsに対して、音声や文字を用いて、商品やサービスに関して質問。ワトソンAdsは、質問の回答を音声で行う。
トヨタは米国市場向けの『プリウス プライム』(日本名:『プリウスPHV』)のインターネット広告に、ワトソンAdsを導入。AI(人工知能)を活用して、プリウスPHVに関するユーザーの質問に対応し、購入の検討段階において意思決定につなげていく。
ウェザーカンパニーのSarah Ripmaster自動車営業部門代表は、「トヨタは内部プロセスとデータ管理のための体系化されたシステムを持っている。ワトソンの広告の革新性を認識して、活用することができた」と述べている。