2011年3月の東日本大震災・福島第一原子力発電所事故の影響で運休中の常磐線竜田(福島県楢葉町)~小高(南相馬市)間36.6kmについて、国土交通省は3月10日、今後の再開の見通しを発表した。一部の区間は再開時期が前倒しされる。
発表によると、浪江(浪江町)~小高間8.9kmは、3月31日に浪江町の避難指示が一部を除いて解除されることから、翌4月1日に運転が再開される予定。竜田~富岡(富岡町)間6.9kmは、これまで「2017年内の開通を目指す」としてきたが、復旧工事が順調に進んでいるとして10月頃に再開の予定となった。
福島第一原発に最も近い場所を通る富岡~浪江間20.8kmは、従来通り2019年度末までの開通を目指すとしている。