石井国交相と小池都知事がシールドマシン発進現場を視察「スリリングでエキサイティング」

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外環道シールドマシン(東名ジャンクション直下)を視察する石井啓一国土交通大臣と小池百合子東京都知事(2月19日)
  • 外環道シールドマシン(東名ジャンクション直下)を視察する石井啓一国土交通大臣と小池百合子東京都知事(2月19日)
  • 外環道シールドマシン(東名ジャンクション直下)を視察する石井啓一国土交通大臣と小池百合子東京都知事(2月19日)
  • 東名ジャンクション直下に設置されたシールドマシン(北行車線用、NEXCO中日本側)
  • 左が東名道、右が東名ジャンクション。その直下にシールドマシンを設置するイメージ
  • 外環道シールドマシン(東名ジャンクション直下)を視察する石井啓一国土交通大臣と小池百合子東京都知事(2月19日)
  • 外環道シールドマシン(東名ジャンクション直下)を視察する石井啓一国土交通大臣と小池百合子東京都知事(2月19日)

東名道、中央道、関越道を縦に結ぶ東京外かく環状道路 都内西側区間。そのシールドマシン発進式(2月9日)に石井啓一国土交通大臣や小池百合子東京都知事らが出席。外環道の重要性などを伝え、工事現場を視察。周辺では地元住民などが抗議する姿もあった。

石井国土交通大臣は、会場で外環道の重要性や、国内技術の海外展開へ向けた可能性について伝えた。

「東名と関越の間は、国土の大動脈を6車線の地下道路で直結する強力なネットワーク。速達性や代替性を高め、観光振興、物流の活性化などが期待される。人口減少時代においても、持続的な経済成長を支える存在。外環道は、市街化がすすむなか、その変化を極力おさえながら、地下40mよりも深い大深度地下に設置する道路。道路工事としての大深度地下利用は初めてのケース」

「国内最大のシールドマシンをはじめ、このプロジェクトが、国内技術の海外展開における国際競争力向上にもつながる。外環道の千葉県区間も来年度の開通に向けて工事がすすむ。今後は湾岸部へもつながるよう、工事をすすめていきたい」

小池都知事は、地下40m以下の空間である大深度地下に置く外環道の防災的存在意義、地域の課題、安全性などについて言及。東名ジャンクションより南への延伸についても触れた。

「東京は日本経済のエンジン。世界の都市間競争がいっそう激しくなっているいま、東京は、国際競争を勝ち抜きけん引していく存在として期待されている。経済の血液ともいえる道路を、スムースにつなぎたい。その根幹となる事業が、この外環道 東名~関越間の工事」

「首都東京の外環道は、安心・安全という意味でも大きな力を発揮する。外環道の開通によって、防災へ向けた選択肢が増えるということは重要。通過交通などの地域の課題にも取り組み、安全性も高めていきたい。この工事は、大深度地下での高い技術が要る工事と聞いている。外環道の東名高速以南についても今後、検討していきたい」

会場には、NEXCO中日本 宮池克人CEOや、NEXCO東日本 廣瀬博CEO、国交省関東地整局 大西亘局長、練馬区 前川燿男区長、杉並区 田中良区長、大林組 大林剛郎会長、鹿島建設 押味至一社長などが登壇し、シールドマシン発進スイッチをオン。現場のそばでは、地元住民らが工事着手に抗議する姿があった。

また、石井国土交通大臣と小池都知事は、動き出したばかりのシールドマシンを視察。地上へ上がってきた小池都知事は、「現場はスリリングでエキサイティング」と報道陣に向けてコメントしていた。

《レスポンス編集部》

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