国土交通省は、造船建造の現場で生産性を抜本的に向上するため、「海事生産性革命(i-Shipping)を推進する革新的造船技術研究開発支援事業」を募集する。
2016年6月、国交省交通政策審議会から「海事産業の生産性革命(i-Shipping)による造船の輸出拡大と地方創生のために推進すべき取組について」が答申された。答申では、日本の海事産業においてITを利活用したイノベーションの創出・生産性向上を図り、2025年の世界建造シェアを3割とする目標が掲げられている。これを実現するため、日本の造船業の強みである現場生産性の高さを向上させる必要がある。
造船工程の生産性向上に資する研究開発を促進することにより、日本の海事産業の活性化、国際的な競争力の強化を目指す。
このため、IoT(モノのインターネット化)技術やAI(人工知能)などを活用した造船工程の生産性向上するため、生産設備・システムの研究開発に取り組む事業者に対し、「先進船舶・造船技術研究開発費補助金(革新的造船技術研究開発)」により研究開発経費の一部を補助する。補助率は2分の1以内。
公募期間は2月28日。