昭和シェル石油は、クリストファー・ケー・ガナー社外取締役、フィリップ・チョイ社外取締役が1月31日付けで辞任したと発表した。
ロイヤルダッチシェルグループが保有する昭和シェルの大部分を出光興産に売却したため。
昭和シェルは出光興産と経営統合で合意したものの、大株主の創業家がこれに反対しており、統合が暗礁にのりあげている。ただ、出光興産はロイヤルダッチシェルから昭和シェルの株式を先行して取得したことから、ロイヤルダッチシェルが派遣していた社外取締役は退任した。出光興産は今後、創業家を説得して、昭和シェルと早期に経営統合することを目指す。