三菱自動車は1月27日、ウクライナの現地輸入販売会社であるエムエムシー ウクライナ社(MMCU)を通じ、同国警察向けに『アウトランダーPHEV』635台を供給すると発表した。納車時期は2017年7月頃の予定。
今回の供給は、複数の日本企業と同国政府が締結した排出権購入契約に基づくもの。同国は京都議定書の下でのグリーン投資スキームを活用したCO2・温室効果ガスの排出量削減方針の一環として、警察車両としてアウトランダーPHEVを使用する予定だ。
グリーン投資スキームは、先進国に割り当てられる排出枠(AAU)の移転に伴う資金を、温室効果ガスの排出削減その他環境対策を目的に使用するという条件の下で行う、国際的な排出権取引のこと。三菱自動車がグリーン投資スキームの下で車両供給を行うのは、2011年のエストニア政府向け『i-MiEV』507台に次ぎ2度目となる。