航空運送安全情報、航空事故1件、重大インシデント3件、安全上のトラブル536件 2016年度上半期

航空 行政
空の旅(イメージ)
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国土交通省は、2016年度上半期(4~9月)に報告された「航空運送分野」の安全情報を公表した。

国交省では、航空安全プログラムに基づき航空の安全に関する情報を収集・分析し、関係者と共有することで、航空事故の再発防止、予防的対策の実施に役立てることとしている。

2016年度上半期の航空事故は1件だった。朝日航洋が運航する川崎式BK117C-2型が神奈川県秦野市内場外離着陸場に着陸した際、強めの接地となり、機体後部のテールブームが折損した。

重大インシデントは、全日本空輸が運航するボーイング737-800型が上昇中、航空機内の気圧が低下したため、引き返して東京国際空港に着陸したなど、3件だった。

安全上のトラブルは536件だった。原因別ではヒューマンエラーが179件、TCASやGPWSによる回避操作が114件、危険物の誤輸送などが26件、部品脱落が5件、エンジンへの異物吸引による損傷が2件、その他が11件だった。

《レスポンス編集部》

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