日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは1月上旬、2016年の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は、過去最高のおよそ23万台。前年比は7%増だった。
市場別では、最大市場の米国が13万8300台と牽引。前年比は4%増だった。米国に次いだのは、中国。4万1590台を売り上げ、前年比は3%増と、2015年の34%増から伸びが鈍化。
また、西欧では過去最高の約1万6000台を販売し、前年比は140%の大幅増。アジアとオセアニアでは前年比18%増の約6700台、メキシコは23%増の約2200台を売り上げた。カナダは、記録を更新し、7%増のおよそ1万2000台。
車種別実績では、西欧は『Q30』と『QX30』が貢献。中国では、2016年11月半ばに投入されたQX30が好調。米国ではSUVと新型『Q60』が支持を集めた。
インフィニティのローランド・クルーガー社長兼CEOは、「インフィニティは世界で成長を続けている。これは商品ラインナップの拡大のおかげ」とコメントしている。