京阪電気鉄道は1月13日、京阪線のダイヤ改正を2月25日に実施すると発表した。同社グループの中期経営計画(2015~2017年度)の一環。快速特急『洛楽』の運転日拡大や、座席指定車両「プレミアムカー」の導入に向けた準備を行う。
発表によると、現在は土曜・休日に運行している快速特急『洛楽』を平日も運行する。平日の午前は京都方面に向かう列車が2本運行され、時刻は淀屋橋9時10分発~出町柳10時00分着と淀屋橋9時40分発~出町柳10時30分着。一方、平日の午後は大阪方面へ向かう列車を運行。出町柳17時54分発~淀屋橋18時45分着と出町柳18時24分発~淀屋橋19時15分着の2本となる。
これに伴い、『洛楽』は平日と土曜・休日の全ての列車が3000系電車での運転になる。また、淀屋橋発~出町柳行き急行と出町柳発~淀屋橋行き快速急行が『洛楽』の運行時間帯に運行される。
昼間は平日、土曜・休日ともに、中之島~萱島間の普通列車の一部の運転区間を拡大して中之島~枚方市間にする。平日の夕方ラッシュ時から夜間にかけては、中之島~樟葉間を約20分間隔で運転している全ての快速急行の運転区間を淀屋橋~樟葉間に変更。一部の準急の始発駅は淀屋橋駅から中之島駅に変更する。18時台は約10分間隔で中之島発の準急を運転。また、中之島発の準急を京橋駅で淀屋橋発の特急と接続させ、18時台の一部と19~21時台は中之島線から京都方面の中書島以遠への所要時間を約5分短縮する。
このほか、「プレミアムカー」の導入に向け、8両編成の8000系電車で運行している特急を全て7両編成に変える。「プレミアムカー」は淀屋橋~出町柳間の特急に導入する予定の座席指定車両で、8000系電車の6号車を改造して導入する計画。この改造工事を行うため1両減らす。