カルソニックカンセイ、新型EGRクーラーの生産開始…燃費改善に貢献

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カルソニックカンセイは12月15日、新型のVGフィンを搭載したEGR(排気再循環)クーラーの生産を開始したと発表した。

EGRクーラーとは、エンジンの排気ガスの一 部を燃焼室に戻す際に冷却するための熱交換器。エンジン内の燃焼温度を下げることで窒素酸化物(NOx)の排出量を減らすとともに、エンジン吸気時のポンピングロス(抵抗損失)を軽減し、燃費を改善する。

カルソニックカンセイは東京ラジエーター製造と共同で、2014年に世界で初めてVG(Vortex Generator)フィンを開発し、EGRクーラー内部を流れるガスの抵抗を減らすための、理想的な「縦渦」を発生させるフィンを実用化した。今回、フィン形状改良によって、さらに強力な縦渦の発生に成功。新型VGフィンを搭載したEGRクーラーは、従来比で75%の低ガス抵抗化、20%の軽量化を果たした。

《纐纈敏也@DAYS》

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