【新聞ウォッチ】朴大統領辞任表明で揺れる韓国、申請書類不備で日産車などの処分検討

モータースポーツ/エンタメ 出版物
インフィニティQ50(日産スカイライン。写真は北米仕様)
  • インフィニティQ50(日産スカイライン。写真は北米仕様)
  • 日産がアフターセールス事業の新戦略を発表 《出典 日産自動車》
  • スズキ・ソリオハイブリッドSZ

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年11月30日付

●朴大統領「任期内に退陣」談話発表、国会の決定条件に(読売・1面)

●ネット接続車来年発売、日産、スマホに部品交換通知(読売・8面)

●トヨタに13万台差、VW年間首位視野、10月末時点、自動車世界販売(朝日・8面)

●スズキ、HVに本格参入、ソリオへ追加、軽以外の販売強化(朝日・8面)

●役員報酬の上限、三菱自大幅上げ、11人で計20億円に(朝日・8面)

●「世田谷ナンバー」反対派の請求棄却、地裁「アンケート不当ではない」(朝日・29面)

●ミシュラン三ツ星10年連続4店(朝日・37面)

●コロンビア75人墜落死、ブラジルサッカーチームら(毎日・30面)

●クルマの未来ホンダ米国の挑戦、IT技術開発成果を共有(産経・11面)

●韓国、日産車の販売停止を検討、申請書類に不備(東京・7面)

●豪華列車より豪勢に、JR西、一人27万円から、来年6月運行へ(日経・13面)

●バイク2万台リコール、ヤマハ発(日経・42面)

ひとくちコメント

知人をめぐるスキャンダルで窮地に立たされていた韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領が国民に向けた談話で、任期満了を待たず、条件付きで与野党の決定を受けて辞任する意向を表明した。

そんな韓国で大統領辞任騒動とは無関係だが、韓国環境部が日産自動車の2車種と独BMWの1車種、ポルシェの3車種について、認証書類に問題があったとし、販売を差し止める計画を発表したという。

きょうの産経、東京などが取り上げている。それによると、日産自動車の韓国法人が販売するディーゼル車、インフィニティ『Q50』とSUVの日産『キャシュカイ』2車種について、「認証書類に不備が確認された」と発表。日産の意見を聴く手続きを経て違法な事実が確認されれば、12月中旬をめどに認証を取り消され、販売差し止めとともに課徴金計65億ウォン(約6億2200万円)が科される行政処分を取る方針を示したそうだ。

発表によると、環境部が調査した結果、インフィニティQ50はメルセデスベンツの「排ガス自己診断装置試験成績書」を、キャシュカイはルノーの自己診断装置試験成績書を変更し認証書類として提出。インフィニティQ50は日本で試験をしたことがなかったが、日本で試験を実施したとする成績書を提出していたことが確認されたという。

韓国日産は「インフィニティQ50とキャシュカイはそれぞれベンツとルノーのエンジンを使用しているため、ベンツとルノーの試験成績書を提出した」と表明。一部車両の販売を自主的に中断し、内部調査を経て適切に対応することにしているという。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集