燃料電池フォークリフトの市販1号車、関空に導入へ…豊田自動織機

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2.5t積 燃料電池フォークリフト
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  • 関西国際空港

関西エアポートは、豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーが販売開始した燃料電池フォークリフト(FCFL)の市販車両1号車を、関西国際空港の国際貨物地区に導入すると発表した。

関西エアポートは、環境負荷を最小限に抑えた空港運営を目指している。今回FCFL導入は、環境省の「物流分野におけるCO2削減対策促進事業」を活用、11月16日に納車され、作業でのCO2排出量を削減するとともに、作業環境の改善を図る。ディスペンサーによる水素燃料の充てん時間は3分程度、充電や電池交換なしで8時間連続稼働が可能となることから、作業効率が大幅に向上する。

関西国際空港の国際貨物地区は、環境省の「2014年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択された「燃料電池フォークリフトの実用化と最適水素インフラ整備の開発・実証事業」の一環で、水素グリッドプロジェクトとして2015年2月から実証事業を開始した。2016年3月には実用化モデル試作車両2台を追加投入し展開している。

今後も水素グリッドプロジェクトとして、関西国際空港内の旅客輸送用バスや貨物ハンドリングのための産業車両についても、水素エネルギーで走行する車両に転換し、水素エネルギーの導入に向けた取り組みを進める。

《レスポンス編集部》

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