インドの乗用車市場で、最も高いシェアを握るスズキの子会社、マルチスズキは10月、『バレーノ』のインド国内累計販売が10万台に到達した、と発表した。
『バレーノ』は、スズキの新世代コンパクトカー。マルチスズキは2015年10月、バレーノをインドで発売した。新たに立ち上げられた高級販売店、「NEXA」が取り扱う。インドでは、プレミアムハッチバック車に位置付けられる。
インド向けのバレーノは、1.2リットルガソリンエンジンと1.3リットルディーゼルエンジンを搭載。燃費性能の高さや広い室内空間、クラスをリードする充実した装備が売りとなる。
今回、このバレーノが、インド国内累計販売10万台を達成。インドでの発売から1年で、販売台数が10万台に到達した。この他、日本や欧州を含む世界へ、3万3800台が輸出された。
マルチスズキのR S Kalsiエグゼクティブディレクターは、「バレーノはインドで最も成功を収めた車のひとつ。インド製自動車の象徴」とコメントしている。