日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、11月の一部改良を機にコンパクトカー『ノート』に追加設定されるハイブリッドモデルの燃費が37.2km/リットルとセグメントトップになることを明らかにした。
ゴーン社長は10月24日に神奈川県横須賀市にある追浜工場で開いた改良型ノートのオフライン式で「ノートは軽快な走りと燃費効率を実現する革新的な新技術e-Powerを搭載することで国内生産と国内販売に大きく寄与するだろう」とあいさつ。
式典後、報道陣の囲み取材に応じたゴーン社長は、ノートのハイブリッドモデルについて「ノートe-Powerは近代的なハイブリッドで、燃費が37.2km/リットルとこのセグメントで最も良い」と説明した。
ノート e-Powerは、エンジンで発電した電気を使ってモーターだけで駆動するシリーズ式ハイブリッドシステムを採用し、電気自動車と同様の加速性が得られるのが特徴。
日産はこれまでノートの生産を九州工場で行っていたが、同工場での輸出向けモデルの生産を増やすために、今回の一部改良を機に追浜工場に移管した。