JR旅客6社は10月21日、冬の期間中(12月1日~2017年2月28日)に運行する臨時列車の概要を発表した。東海道新幹線では過去最多の運行本数を確保する。
JR北海道は期間中、計282本の臨時列車を運行。このうち北海道新幹線では56本運行し、年末年始を中心に『はやぶさ』を増発する。在来線では函館本線の函館~新函館北斗間で運行している新幹線アクセス列車『はこだてライナー』を増発。道東エリアでも『SL冬の湿原号』や『流氷物語号』を運行する。
JR東日本では3939本の臨時列車が運行される。新幹線の増発本数は2547本で、GALA湯沢スキー場のオープン(12月17日)にあわせて東京~ガーラ湯沢間を直通する『たにがわ』『Maxたにがわ』を運行。アート列車「現美新幹線」は引き続き週末を中心に越後湯沢~新潟間で運行される。在来線では1392本を増発。『SL勝浦』や『マリンエクスプレス踊り子』など、各地のイベントやキャンペーンに合わせた臨時列車が運行される。
JR東海は期間中、東海道新幹線の定期列車と臨時列車を合わせた運行本数を、過去最多の3万2252本とする。1日平均では358本(年末年始期間は401本)で、『のぞみ』は1時間あたり最大10本を運行。在来線でも年末年始や3連休を中心に特急列車を増発する。東京~大垣間の夜行快速『ムーンライトながら』は、東京発12月22日~2017年1月2日、大垣発12月23日~2017年1月3日に1日1往復運行する。
JR西日本は、山陽新幹線で前年冬季より57本多い1289本の臨時列車を運転。北陸新幹線でも前年冬季より22本多い700本の臨時列車を運転する。在来線では201本の臨時列車を運転し、寝台特急『サンライズ出雲』を年末年始に増発するほか、『花嫁のれん』『ラ・マル せとうち』などの観光列車を運行する。
JR四国では、寝台特急『サンライズ瀬戸』の運転区間を東京発のみ琴平駅まで臨時延長。金刀比羅宮や薬王寺などの初詣に対応した臨時列車も運転する。