日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEO(最高経営責任者)は10月20日、西川廣人CCO(チーフコンペティティブオフィサー)が11月1日付けで共同CEOに就任することを明らかにした。
日産が同日、出資を完了した三菱自動車の代表取締役会長をゴーン氏が兼務することを受けたものとしている。
三菱自への出資完了を受け同日、都内で会見したゴーン社長は「三菱自に対する日産の出資と、そして今後、三菱自で求められる改革の大きさを鑑み、三菱自の取締役会から私の時間の一部を三菱自の取締役会長として費やすこと要望され、これを引き受けた」と三菱の会長を兼務する経緯を説明。
そのうえで「私が日産の業績に集中しながらも、(三菱自の社長として留任する)益子修さんを支援するために、日産の取締役会に西川CCOが共同CEOに昇格することを提案し、承認された」ことを明かした。
西川CCOの後任には、専務執行役員で現在、アライアンス購買担当を務める山内康裕氏が就任する。